声楽と音度名唱

 ※音度名唱「拡張移動サ」の全体を概観するには、拡張移動サ音度名表をご覧ください。

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移動サの用語集:ヤ行

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ヤティ(やてぃ:yati)

インド音楽の用語で、ある音を、規則的なテンポよりほんの少しもたつかせることによって、その音を際立たせる装飾法のこと。音楽でも詩でも使われる。もとの語義は「抑制・抑止」の意味。

ユニゾン(ゆにぞん:unison)

複数の歌い手や楽器やパートの音が、同一の音高にあること。完全一度の音程にあること。

理論上最も協和した音程。(完全協和音程としては、オクターヴ(完全八度)・完全五度・完全四度と続く)

陽類(ようるい)

調の構造で分析した場合の、日本民謡で最も多用されている音階の呼称。但し琉球列島においては、琉球類に次ぎ2番目に多く用いられる音階。

代表旋法となる「サリマパニ」の形が最も旋律の安定性が高く、多用されている。2番目に用いられている旋法は、「サルマパニ」の形。主音の下の音程がより広い「サリマパディ」や「サリグパディ」の旋法がそれに次ぎ、「パ」を持たない「サルマダニ」の旋法は、さらに稀である。

四和音(よんわおん:tetrad)

四つのピッチクラスの音から成る和音。特に、三度の音程を(上方に)三つ積み重ねた構造のもの(即ち、七の和音:seventh chord)か、または、三度を二つの上に二度を一つ重ねた構造のもの(即ち、付加六の和音:added sixth chord)を言う。

七の和音と言えば、通常、次の七種類を指す。

属七の和音:(長三度+短三度+短三度)=短七度

長七の和音:(長三度+短三度+長三度)=長七度

短七の和音:(短三度+長三度+短三度)=短七度

導七の和音:(短三度+短三度+長三度)=短七度

減七の和音:(短三度+短三度+短三度)=減七度

増七の和音:(長三度+長三度+短三度)=長七度

短三長七の和音:(短三度+長三度+長三度)=長七度

また、付加六の和音には、次のようなものがある。

長六の和音:(長三度+短三度+長二度)=長六度

短六の和音:(短三度+長三度+長二度)=長六度

しかし広義には、長三度・短三度・長二度に限らず、減三度や増三度、短二度や増二度、中三度・縮三度・伸三度、中二度・縮二度・伸二度など、様々な音程の組合せの和音を含む。

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(最終更新2010.11.23)

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